2020.11.09

トキメキ探検

創立記念日に東広島市出土文化財管理センターにて，中学生の希望者が，火おこし体験，勾玉づくり体験をしてきました。
　まずは，東広島市で出土した様々な展示物を詳しい説明をしていただきながら見学しました。旧石器時代から奈良時代くらいまでの，石器や埴輪，土器などなど，東広島市で出土したものが沢山あることに驚かされ，歴史をかなり身近に感じることができました。
　次に，火おこし体験ですが，当日暖かかったこともあり，汗だくになりながら体力の限界近くまで頑張りましたが，残念ながら，誰も時間内に火をおこすことができませんでした。
　そして，勾玉づくりです。①大まかな形をマジックで石に記入②キリでひもを通す穴を空ける③糸ノコで周りのいらない部分をカット④後は，ひたすら様々なヤスリを駆使して磨き上げる。みんなこの４つの工程に没頭しました。直方体の石は，ヤスリでこすっても，こすっても，なめらかな勾玉の形になっていきません…ほんものの勾玉は，もっと堅い翡翠などの石を磨いて作っていたと知らされると，古代の勾玉職人に尊敬の念すら抱きました。夢中になって磨いていると，あっという間に半日の体験の時間が過ぎさってしまい，勾玉の完成を見ぬまま終了の時刻となってしまいました。みんな持って帰って，家で磨いて磨いて磨いて…思い思いの勾玉を完成させてくれることと思います。
　ご指導してくださった，東広島市出土文化財センターの皆さんありがとうございました。とても充実した半日になりました。