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2024.05.01

令和6年度5月全校朝礼 “Enjoy Blues!~5月病を楽しもう!”

みなさん、おはようございます。今月の全校朝礼は、リモートで行います。5月になり校庭のツツジもきれいに花を咲かせて私たちを迎えてくれています。同じツツジでも色々な花の形や色の違いがあるので、見ていても気持ちのいい季節です。爽やかなこの時期に、学習や部活動などに積極的に取り組んでいきましょう。

先日は延期した近校祭(体育祭)を「奏(かなで)~近校の音色」のテーマの下に実施しました。前日までにみなさんが協力して、器具やテントの設置などの準備をしっかりとしてくれたおかげで、スムーズに開始出来ました。平日開催ということで保護者のみなさんには来ていただけませんでしたが、開会式でもお話ししたように、生徒が主体となり、みんなで協力した素晴らしい体育祭になりましたね。

そして青団のみなさん、優勝おめでとう!赤団のみなさんもよく頑張ったけど残念でした。でも私は赤団の看板が、とても生き生きとしていて良かったと思いました。改めて生徒会をはじめ団の役員やクラブのみなさんも、有難うございました。本当にお疲れさまでした!

さて今日は5月1日です。1年生のみなさんは本校に入学して約1か月が経ちました。どうでしょう?新しい環境や生活にも慣れてきましたか。2年、3年に進級した人たちも、新しいクラスや授業に上手く取り組めていますか。新しい環境で、まだ友だちができない、勉強についていけない、何だか学校が楽しくないと思っている人はいませんか。そんな人は「5月病」かもしれません。

昨年もこの時期にお話ししましたが、5月病というのは4月にそれまでとは違う環境に入り、ひと月ほど経ってその変化に疲れ、不安を感じたり、目標を失ってしまう状態のことをいいます。でもこの5月病というのは日本特有の言葉で、例えば英語にそのまま訳してMay diseaseと言ってもあまり通じません。そもそも年度の始めが4月の国は少ないのです。
あえて英語にすると、
Newcomer’s nervous breakdown 
「新入生の神経衰弱」とか、
Depression that appears among new recruits in their first few weeks 
「新人が最初の数週間で発症する憂うつ」または、
Blues experienced by freshmen shortly after beginning school 
「学校が始まってすぐに1年生が経験する意気消沈」などのように説明しなければなりません。

この様に5月病というのは、新しい環境への「変化」が引き金になっていると考えられます。でも今、みなさんの中にはそうしたストレスをうまく受け入れて「学校が楽しい」、とか「新しい生活が充実している」という人も多いでしょう。例えば春季大会で活躍したクラブ生のみなさんにとっては、この1カ月はポジティブに過ごせたと思います。

また先ほど英訳したものの中にbluesという言葉があります。Bluesとは憂うつな気持ちを表す英語ですが、音楽のジャンルにもなっています(日本語ではブルース)。20世紀初頭にアフリカ系アメリカ人が生みだした音楽です。当時の彼らの生活ぶりの悲哀を曲にしたものですが、その後のジャズをはじめ、全ての音楽に大きな影響を与えています。

彼らは自分たちの憂うつでしんどい生活を曲にすることで、また演奏したり歌ったりすることで前向きに生きて、その結果として後世まで残る音楽ジャンルつまり文化を生み出したのですから、本当に凄いことだと思います。

https://it.wikipedia.org/wiki/

みなさんも、もしゴールデンウィークが終って、ちょっとしんどいなぁ、なんだかやる気が起きないなぁ、と感じたら、100年前のアメリカに思いを馳せながらbluesやその影響を受けた最近のアーチストの音楽に耳を傾けて、気分転換を図ってみてはどうでしょうか。おススメの映画は、J・ランディス監督、J・ベル―シ&D・エイクロイド主演の「ブルース・ブラザース」(1980年米作品)です。40年以上も前の古い映画ですが、今でも色あせていない名作です。20世紀後半のアメリカ社会の縮図も表現されていて勉強にもなりますし、何より楽しい内容なので、明るく前向きな気持ちにしてくれます。

今日は5月に因んで「5月病」とそこからblues音楽について、そしてそのブルースを楽しもうというお話しをしました。今月は中間試験もあります。自分のペースで準備を行い、計画的に学習を進めてください。また気温の変化が激しい時期でもあります。春バテしないよう、健康にも十分留意しながら頑張っていきましょう!

投稿者 : devadmin

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