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校長室

2024.06.03

令和6年度6月全校朝礼 学校長講話 “Practice Teaching ~ 教育実習”

6月に入りましたが、まだ雨は降らず日中の日差しは夏を思わせる暑さです。でも朝晩は少し肌寒く、体調管理の難しい時期でもあります。無理をせず前向きに過ごしましょう。また今朝6時半ごろ石川県能登地方で震度5を超える地震とその余震がありました。大きな被害がないことを祈っています。

さて先月には中間試験も終わり、6月の行事としては明後日に高校クラスマッチ、金曜日には中学球技大会があります。部活も頑張っている人が多いと思いますが、月末には期末試験も控えています。落ち着いた学習習慣は身についていますか? 高3生は、これから大学受験に向けていよいよ本番が始まります。悔いの残らないように取り組んでください。後輩のみなさんも高3生の背中をよく見て、近い将来の自分をシュミレーションしていきましょう。

一方では今、公立中学校に在籍している他校の中学3年生は、高校受験を考え始める時期です。私も先々週から広報部の先生と地元の公立中学校を回って高校への進路説明会を行っています。先日は八本松中学校と西条中学校に行きました。今週は磯松中学校を訪問し来週の高屋、松賀、中央、向陽中学校…と続きます。

そんな公立中学校から本校に入学したみなさんは、去年のこの時期に色々な学校の説明会を聴き、オープンスクールにも参加して、自分の進路を決めたことを覚えていると思います。大学入試はもっと厳しい自分との戦いになるので、高3生は待ったなしですが、高2までのみなさんは、ぜひ余裕のある今から将来のことについてしっかり考え、目標を設定し、準備していってください。

さて、本校では先週から教育実習の先生方が来られています。中・高の教員免許を取得するために経験しなければならない実習期間です。でも最近は、学校の先生の働き方が「ブラックだ」とか成手が少ない、など色々とネガティブなニュースが話題になっています。

しかしみなさんが日々教室やグラウンドで見ての通り、先生方が自分の仕事を嫌々行っているということは全くないので、ニュースでそんな風に取り上げられると、私はとても悲しい気持ちになります。もちろんどんなに楽しい仕事でも、適切なお休みやリラックスタイムは必要です。でも本校の先生方は生徒のみなさんの成長を実感しながら、誇りを持ってやりがいのある日々の業務に従事されているので安心してください。

さらに本校を卒業し、こうして「先生になりたい」という思いを胸に教育実習に来てくれた実習生の姿を見ると、本当に嬉しくなってきます。指導をしている本校の担当教員も、厳しいことを言いながらも温かい気持ちで、彼ら彼女らの成長を見守っています。このあとご挨拶があると思いますが、生徒の皆さんも本校の先輩でもあり、頑張っている実習生の先生方をぜひ応援してください。

昨年もこの時期にお話ししたので覚えている人もいると思いますが、私も教員になったきっかけは教育実習でした。何となく英語が好きだという理由で教職課程を履修し、とりあえず母校に戻って教育実習を行ったのですが、それはもう、大変でした!毎日毎日授業の準備と指導案の作成で深夜まで必死で頑張ったことを、今でも覚えています。

そんなに大変でしんどい思いをしたにも拘らず、生徒のみなさんの笑顔や実習を終えた時のやりがいや満足感を体験した後、どうしても先生になりたい!と思ったのです。それ以降はあんなに嫌だった勉強もそれ程苦にならず、頑張ることが出来るようになりました。まさに「目標が自分を変えた」瞬間だったのかな、と懐かしく思い出します。

今日は教育実習の先生のお話しと、私からは「目標を持つ」ことの大切さもお伝えしました。さあ、これからの梅雨の蒸し暑さを乗り越えると、その先には夏休みが待っています。みなさんはどんな計画を立てて充実した期間にしますか?楽しみですね。でもそれは短期の目標となり、きっとみなさんにやる気を与えてくれます。しっかり目標を立てて、6月を乗り切っていきましょう!

投稿者 : devadmin

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