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校長室

2022.03.19

令和3年度 3学期終業式 学校長講話

みなさん、おはようございます。今日で令和3年度を終業します。今年度も新型コロナウイルスの影響で、体育祭や文化祭は縮小、修学旅行といった大きな行事も中止や延期になってしまいました。しかしそんな中でも芸術鑑賞などの全体行事や、先日行われた校外研修や百人一首、球技大会といった学年行事も出来るようになり、今日は久しぶりにみなさんとこうして対面でお話しできることを本当に嬉しく思っています。

またこの1年間はコロナ禍にもかかわらず、みなさんクラブ活動や課外での研究発表などでも多くの素晴らしい成果を上げてくれました。中でも中学ダンス部が夏と冬の連続で全国優勝を飾ってくれたのをはじめ、陸上競技の数々の目覚ましい活躍や剣道部の躍進などの運動部だけでなく、文化部も自然科学部がロボカップで成果を上げたり、探Qの会が和綿、服の力プロジェクト、観光甲子園、GSCなど様々なSDGsの取り組みを行い、その実践が高く評価されました。その他にも色々なセミナーやコンクールに個人で参加してくれた人たちも含めて、みなさん本当によく頑張ってくれました。

さて例年私がみなさんにお願いしていることですが、年度の終わりに当たって、この1年間で自分がどのように成長したかを、ぜひ振り返ってほしいと思っています。そこでまず私が今年度、みなさんに式典や全校朝礼などでお話しした内容を振り返り、簡単に年度のまとめをしていきます。

まず1学期は、前年度からお願いしていた「東京オリンピック・パラリンピック2020」と「情報リテラシー」についてお話ししました。それについては、みなさんから様々な意見をいただき、考えを深めることが出来ました。本当に感謝しています。1学期の終業式では校長賞を授与しましたね。

2学期は最初に「集中力と平常心」についてお話しし、大学受験を控える高校3年生へエールを送りました。秋には少しコロナも落ち着いてきました。「相手を思いやる気持ちを大切に」という意味の“Pay Respect!”の話をしたり、11月には創立記念日に併せて世耕弘一先生の生い立ちを振り返りました。

ところが12月に入るとまた新たなオミクロン変異種が猛威を振るい始めました。そんな中でも終業式では芸術鑑賞で聴いた津軽三味線ユニット「あべや」さんや、私が大好きなロックバンドKing Crimsonの体験談から、「ポジティブに考えること」の大切さと「音楽が持つ力」についても考えを深めることが出来たと思います。

年が明けて令和4年、寅年の始業式では、「原作を読んでから観るか、それとも観てから読むか」という例を挙げ、「多角的なものの見方の重要性」と「芸術の持つ総合的な力」についてお話ししました。

どうでしょう。みなさんは覚えていましたか。これらの話を元に自分なりに考えて自身の生活の中で実践できましたか。本校ホームページの近校ブログ「校長室」にバックナンバーが掲載されていますので、また見直してください。

そして今日はまたひとつ、みなさんに素敵な言葉を届けようと思います。それはジャズ・ピアニストの上原ひろみさんが新聞のインタビューに応えて話した中の一節です。

「私の100歳近い祖父はいまもご飯を食べることを楽しんでいる。私も死ぬまで、ご飯を楽しんで食べるように音楽を続けていきたい。何かを成し遂げるとか、評価されるとかではなく。食べるように、眠るように音楽を作り続ける。それが私のめざす姿です。」

天才ピアニストとして、東京オリンピックの開会式でも演奏した上原ひろみさんについては知っている人も多いと思いますが、私も5年ほど前にコンサートに行ってからは彼女の大ファンです。この言葉は、彼女が昨年9月にコロナ禍で制作した新しいアルバムを発表した時のインタビューで話したものです。(広島でも昨年11月にこのアルバムの演奏会を開いてくれているので、聴きに行った人がいるかもしれません。)

上原ひろみ公式サイト https://www.hiromiuehara.com/

彼女にとって音楽は「4大欲求の一つ。食事や睡眠と同じくらい好きで、同じくらい自然なもの」と語っています。みなさんはどう思いますか。自分にとって食事や睡眠と同じくらい好きで、自然なものが何かあるでしょうか?なかなかそこまで入れ込んでいるものを持つ人はいないかもしれません。しかしそれくらい大好きでどんな努力や苦労も自然と受け入れられる何かを持っていれば、きっと素晴らしい人生を送ることが出来ると思います。

生徒のみなさんには、これからも中学校・高校の生活の中で、ぜひそんな「何か」を見つける旅に出てもらいたいと思っています。普段は学校の授業や宿題に追われてなかなか余裕がないと思いますが、年度替わりの春休みは絶好のチャンスです。ぜひ短期的な新学年に向けての目標と同時に、これからの長い人生を見渡して、上原ひろみさんの「音楽」に相当する自分なりの「何か」をじっくりと考える期間にしてください。

それではまた4月7日の始業式にみなさんとお会いするのを楽しみにしています。それまでコロナウイルスにも負けないよう、元気で充実した生活を送ってください。

Aim for a Higher Level!

投稿者 : devadmin

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