ブログ

校長室

2022.07.26

令和4年度 1学期終業式 “Searching for Myself” 自分探しの旅

今日で令和4年度1学期を終業します。またコロナによる感染者数も増えていますが、特に行動規制等もありませんので、予定通り終業式を行います。気候はたいへん蒸し暑くなってきましたね。

今年度はウイズ・コロナで学校行事も何とか工夫して実施していく方針で進めてきました。振り返ってみると4月の高1のオリエンテーション研修、5月の体育祭は無観客でしたが行うことが出来ましたし、6月にかけての延期していた3年生の修学旅行も無事に終わりました。高校クラスマッチ、中学球技大会も何とか実施出来ましたね。今年度から始めた中1の綿花栽培も中庭で順調に育っていますし、中2のフィールド・スタディ(企業探究)では色々な会社を訪問出来ました。中3のピースパーク・ツアー・PCVプログラムは3年目になります。先日は高校2年が念願の近畿大学オープン・キャンパスに行ってきました。本来は1年生の時に行く予定でしたが延期になり、3年ぶりでの対面での参加となりました。これからの将来の進路選択の大きな参考になったと思います。

さていよいよ夏休みが始まります。宿題やクラブ活動(高3生は受験勉強)など忙しい日々は続くと思いますが、このような長期休暇を有効に利用して、将来の目標をしっかりと立てていきましょう。今日はそんなみなさんの自分探しのヒントになるグッズを紹介します。まず2023年度版SCHOOL GUIDE「学校案内」です!

先日、企画広報部の先生が出来たばかりの学校案内を持ってきてくれました。もちろん内容については以前から推敲を重ねてきたものなので知っていましたが、こうして出来上がると感動もひとしおです。本校の魅力がしっかり紹介されているこの新しいSCHOOL GUIDEは在校生のみなさんにもぜひ読んでほしい、この夏おススメの1冊。本校のオープン・スクールに併せてホームページにアップしますので、またゆっくり見てください!

内容についての魅力は沢山あるのですが、中でも今日は本校卒業生の方々が後輩へアドバイスをしてくれているコーナー(16ページ)を抜粋して紹介します。現在社会人として活躍している先輩5名がメッセージを書いてくれました。

まずは学校の先生です。本校の英語科主任:井林雅美先生からのアドバイス。「何にでもチャレンジする!大事なのはそれを最後まで全力でやり抜く事!」高校2年6組のみなさん、大丈夫ですか?まさにAim for the Highest Level!ですね!

次に本校でもスクールバスや行事の際にいつもお世話になっている株式会社東広島タクシー専務取締役:山田章夫さんは「社会に出ると知識だけではなく見識や胆識(判断力)が必要。120%で勉強、遊び、睡眠全てに取り組んでほしい」とのこと。キーワードは「120%で取り組む」です!

株式会社コンパスポイント代表取締役兼CEO:岡田 昇さんは「自分が楽しめること、好きなことを大切に。それをやり続ける為にどうしたらいいかしっかり考え続け、失敗を恐れず色々チャレンジして下さい。失敗が少ないってことはチャレンジも少ないってこと!」と仰いました。胸に刺さることばですね。

また国連世界食糧計画東アフリカ地域事務局予算担当官の沓脱(くつぬぎ)巴菜(はな)さんが「在学中の勉強(study)は、将来の学び(learn)のトレーニング。大人になり目標が出来たときに、あなたの財産となって助けてくれるはず」とエールを送ってくれています。

最後に本田技研工業株式会社(HONDA)テクニカルサービス部主任の城本 晃さんは「いろんな世界を見て人々と出会い、視野を広げ、自らの専門性を高めることが大切」とアドバイスしてくれました。

いかがですか。実は井林先生も岡田くんも城本くんも私の教え子なんですよ。(本校だと数学の小玉先生、体育科の小坂先生、理科の須内先生も!)みなさんの先輩がこうして世界中で活躍してくれている姿をみて、本当にうれしく思っています。そんな先輩からの熱いメッセージをしっかりと受け止めて、在校生のみなさんもこの夏休みの期間を有効活用して将来の目標をより明確にすべく、自分探しの旅に出てほしいと思います。

この「自分探しの旅に出る」とは実際にどこか旅行に出かけるということではなく(出かけてもいいですが)自宅や学校でも行える学習や部活動を通して自分のことについてじっくりと考えたり、読書や探究活動から将来本当に自分のやりたい事柄を探すことです。

もう1つ自分探しの参考になると思うので、もし時間があれば古い映画ですが、みなさんに観てもらいたいおススメの1つを紹介しましょう。それは夏休みに冒険の旅に出た4人の少年の成長を瑞々しい感性で描いたロブ・ライナー監督の‟Stand By Me”(1986年作)です(サブスクでも観られます。ドラえもんと間違えないように!)。

River Phoenix
スタンド バイ ミー

話は1960年ごろのアメリカが舞台で、インターネットもスマホもない古き良き時代を背景としながらも、現代にも通じるほろ苦い友情と冒険の物語です(原作も私が愛するスティーブン・キング)。感性豊かなICT世代のみなさんにこそ観てもらいたい名作です。90分程度のやや短い映画ですから、勉強の合間や部活の後でもサッと観ることが出来ます。人気の映画だったのでもう知っているという人もいるでしょう。

しかし案外見過ごされがちなのですが、この作品のカギになるのは実は冒頭とラストに大人になった主人公が語るシーンだと私は思っています。演じるのは名優リチャード・ドレイファス。以前観たことがある人も、この直接ストーリーとは関係がないように思われる場面にも注目してもう1度じっくり鑑賞してください。きっと将来の自分を想像しながら自分探しの旅に出るヒントになると思います。

さあ、みなさん、夏休みのような時間に余裕のあるときにしかできないことに、失敗を恐れず全力でチャレンジし、自分の将来像をしっかりと考えて、また2学期の始業式にひと回りもふた回りも成長した姿を見せてください。(高3生のみなさんは待ったなしの受験勉強も始まっています。応援していますよ!)コロナに負けず健康管理にも十分気を付けて、また1か月後にお会いしましょう!

投稿者 : devadmin

|

校長室