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校長室

2022.10.03

令和4年度10月全校朝礼“Beyond Imagination”(校内オンライン配信)

おはようございます。令和4年度10月の全校朝礼もリモートで行います。引き続きコロナや感染症対策をしっかりと行いながら生活していきましょう。

先週の近校祭(文化祭)、お疲れさまでした。いかがでしたか。文化部の発表や展示、各クラスでの研究発表やプレゼンで、自分の演奏や演技、調べたことや言いたいことを、見に来た人に十分伝えることが出来ましたか。私もステージやクラスを回って実際にみなさんの演奏、演技、展示やプレゼンを見たり聞いたりしました。生徒会や係になっている人たちも裏方としてしっかり頑張っていましたね。今日はこの近校祭についてお話しします。

まず、体育館でのステージです。吹奏楽部の演奏は、コロナ禍で少ない練習時間の中、みんなで協力して立派に合奏することが出来ました。先生方にも協力してもらい、とても楽しい演奏会になりましたね。ダンス部は中・高ともにさすがの演技で、キレッキレのダンスに圧倒されました。ライトやスモークなどの演出にもこだわって迫力のある舞台でした。また探Qの会の発表では、綿花栽培のエピソードから色々なSDGs活動に楽しく取り組む様子が、よく伝わってきました。

また2日目、文化部の展示や発表は、日ごろから部員のみなさんが部活動を楽しんでいる本当にイキイキとした様子が伺えましたし、各クラスでは中高共、自分たちのテーマに一生懸命取り組み、ポスターにまとめて展示したり、Chromebookでスライドを作りながら、しっかりとプレゼンしていました。ただ単にICTを使って調べるだけでなく、自分たちの考えを「考察」としてきちんとまとめているところが良かったと思います。また人前で発表するのはたいへん勇気のいることですが、みんなよく頑張っていました。みなさん、今回のテーマである「想像を超える」ことはできましたか。

次にこの近校祭のテーマ「i~想像を超えろ~」について、少し私なりに考察してみようと思います。まずこのテーマは昨年度末に高校1年6組(今年の高2)が考えてくれたもので、その理由は『iには、私、1、虚数など無数に意味があり、年齢や性別、環境によって想像するものが違います。想像できないようなことが起き続ける今、私たちも想像の範囲外へ対応できるようになりたいと思います。』とのこと。素晴らしいテーマですね!

この「想像を超える」を英語で言うと“beyond imagination”となりますが、imaginationという単語の意味も実は多面的で「想像(想像力)」の他にも「仮想・陰謀」とか「創作力・理解力」また「妄想・思い込み」のように、ポジティブにもネガティブにも受け取ることができます。

そのimaginationをbeyondする(超えていく)わけですから、ポジティブな意味であれば素晴らしい、凄い、ということになるし、逆にネガティブな意味では、恐ろしいとか能力がないという意味になってしまいます。しかしテーマの選定理由にもあるように、その想像できないものがどんなものであれ、私たちは立ち向かっていかねばなりません。

このテーマに沿って、現高校1年生の吉田麻紗(よしだ あさ)さんが描いてくれたポスターを見てみましょう。夕焼け空のような美しい背景に、iという文字が大きく浮かび上がり、その上を女子生徒が翼を広げて飛んでいます。とても印象的なポスターです。

私はこのテーマとポスターが一体化して、ポジティブなメッセージ『自分に出来ないことはないんだ』を発信していると感じました。翼が生えて空を飛ぶなんてまさにbeyond imaginationです。でも逆にこうして想像力の翼を広げれば、どこにでも自分の思い通りに飛びたつことが出来るのです。

ですからみなさんも、何事も行う前から「出来ない」「ダメだ」と諦めてしまわずに、想像力を広げてチャレンジし、自分の持つ課題、悩みや不安を超えていってほしいと思います。特に高校3年生のみなさんは、これから大学受験という大きなハードルに直面します。そんな時こそ、この近校祭のテーマ「i ~想像を超えろ~」そして素敵なポスターを思い出して、苦しい難局を乗り越えてください。後輩も先生方もみんな応援していますよ!

さあ、10月は何をするにも最適な過ごしやすい季節ですが、まだまだコロナも心配です。健康管理をしっかりと行いながら、「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」「食欲の秋」そして中間試験も近づく「勉強の秋」です!

その後には2年生は中・高共に3年ぶりに行事予定通り行う北海道や関東方面への修学旅行、中3生は関西方面への大学見学ツアーも控えています。それぞれ自分なりの秋をしっかりと充実させ、『想像を超えて』いきましょう!

Aim for a Higher Level!!

投稿者 : devadmin

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