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校長室

2023.07.26

令和5年度1学期終業式 “View it from various angles” 多角的に見よう

おはようございます。たいへん蒸し暑い日々が続いていますが、みなさん、体調管理は大丈夫ですか。今日で令和5年度の1学期を終業します。この1学期を少し振り返ってみましょう。

今年度は5月にコロナも5類感染症となり、学校行事も工夫して実施していく方針で進めてきました。4月の高1、中1のオリエンテーションも宿泊研修として実施し、4月末の体育祭も雨で延期にはなったものの無事に行うことが出来ました。高校クラスマッチ、中学球技大会も盛り上がりましたね。各学年別のSDGs関連行事や進路研修会等も順調に進んでいます。

さていよいよ夏休みが始まります。みなさんはクラブ活動や高3生は受験勉強でも忙しい日々は続くと思いますが、このような長期休暇を利用して将来の目標をしっかりと立てていきましょう。そしてその目標をより明確に、かつ具体化してほしいと思います。

ちょうど1年前の終業式では夏休みに「自分探しの旅に出る」というお話をしました。2年3年のみなさんは覚えていますか。自分のことについてじっくりと考えたり、将来本当に自分のやりたい事柄を探すということでしたね。実践出来ましたか。

昨年はStand by Meというアメリカ映画を取り上げましたが、今日は、先日カンヌ国際映画祭のクィア・パルム賞と脚本賞に輝いた日本の「怪物」(是枝裕和:監督、坂元裕二:脚本)という映画の話から「多角的な視点」で物事を考えてみることにしましょう。私はこの作品を先月、公開して1週間後の休日に鑑賞してきました。題材が学校であることも興味を引いた一因ではありますが、何よりカンヌの「クィア・パルム賞」と「脚本賞」を受賞した是枝監督作品だったので、とても楽しみに観に行きました。

この「怪物」という映画はある学校で起きた事件を「母親」、「先生」、そして「子ども」の3つの視点から描いた作品です。私はストーリーとしてはほぼ何の情報もなく観に行った(予告編だけ見てました)のですが、本当に心にしみる映画でした。「か・い・ぶ・つ、だぁーれだ?」というセリフが、観終わった後も尾を引きます。

まだ観ていない人にはネタバレになるので内容は詳しくお話ししませんが、生徒のみなさんや保護者の方々、そして先生たちがこの映画を観てどんな印象を持つか大変興味が湧きましたので、機会があればぜひ鑑賞し感想を聞かせてほしいと思います。

この作品のように1つの事柄を多角的な視点で見る手法は、芥川龍之介の「藪の中」的だと言われていますが、私にとっては改めて新鮮でしたし、自分の身近な話題だから深く感動できたのかもしれません。でもこの「怪物」という映画は答えのない作品です。あまり楽しい終わり方もしません。でももう一度見たくなるような奥の深い内容だと思います。残念ながら遺作となってしまった坂本龍一氏の美しい音楽が華を添えています。

今日は多角的なものの見方をすると、同じ事象でも全く違った捉え方ができるという例として、映画「怪物」を紹介しました。みなさんがこれから将来について考えるときに、多角的なものの見方をし、相手の立場に立って考えていくようにすれば、きっと将来の自分の姿も想像できるようになり、自分探しの旅がより進んでいくと思います。

さあ、みなさん、この夏休みには失敗を恐れずチャレンジし、自分の将来についてしっかりと考えてください。そして2学期の始業式には成長した姿を見せてください。高3生は妥協せずに受験勉強を頑張ってくださいね。みんなで応援していますよ!それでは暑さやコロナに負けず健康管理にも気を付けて、また1か月後にお会いしましょう!

Aim for a Higher Level!!

投稿者 : devadmin

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