ブログ

お知らせ

2025.03.21

メタバース研修

近校メタバース研修を本校情報教室で実施しました。VR機器やタブレットを利用してメタバースを体験しながら、その活用を知る研修をおこないました。

VRの分野は、最初期のVR機器と言われるSensoramaからどのように開拓されてきたのか、大学や企業、自治体などでどのような挑戦がされているのかを見ていき、さかのぼれば数万前の洞窟の壁画もある種のメタバースと考える人もいるということも知りました。身近なVR機器として、スマホを利用したものから、最近家電量販店でも販売されている専用機器まで、様々なものが社会に浸透しています。

また、風や匂いまで利用したSensoramaのように、だまし絵の様に「感覚をだます」ために視覚や聴覚がどのように影響するのか、心理学や脳の働きに関する興味関心も重要だと学びました。さらに、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と全天周ディスプレイの違いについて、ラスベガスのSphereや身近な映画館にあるIMAXシアターなどを例に紹介しました。

ゲームなどのエンターテインメントにもVR・メタバースを体験できるいくつかのサービスが多くありますが、それにとどまることなく、それぞれの利点や難しさを身をもって体験し、学んでもらいたいと思います。この分野が文系理系を問わず、多様な分野の人々の知見が必要です。参加生徒は工学に興味があるそうですので、新しい視点をもって、今後の学習にも励んでもらいたいと思います。この分野の技術は、多くの人々の試行錯誤によって活用法が模索されています。エンターテインメントに注目が集まりがちですが、すでに防災、博物館、技能トレーニング、医療など幅広い分野で、様々な大学や研究機関が活用を試みています。今回の体験が良い刺激となることを期待しています。

投稿者 : devadmin

|

お知らせ