2025.07.30
メタバース研修
中学1年生を対象に「メタバース研修」を実施しました。仮想空間や360度映像、VR(バーチャルリアリティ)など、デジタル技術が社会でどのように活用されているかを学びながら、実際に体験してみるという内容で、生徒たちは興味津々で参加していました。
研修の最初は、360度YouTube映像を視聴。防災現場のシミュレーションや観光地のバーチャル案内など、臨場感ある映像が実際にどのように使われているのかを見て、情報発信の新たな可能性を体感しました。「自分で画面を動かして好きな方向を見られるのが面白い」といった声も聞かれました。
次に、「バーチャルリアリティ(VR)」と「メタバース」の違いなど、基本的な概念を学習。言葉は聞いたことがあっても、その仕組みや社会での応用について知るのは初めて、という生徒も多く、興味津々で話を聞いていました。
続いて、生徒たちは自分のChromebookを使い、実際にウェブ上のメタバース空間にアクセスしました。そこでは、企業がバーチャル空間を活用して展示会や会議を開くといったビジネス事例も紹介され、メタバースが「遊び」の領域を越えて、社会や経済の現場でも使われていることを知りました。
さらに、Androidタブレットでは、より高度なメタバース空間に入り、本校の写真展示が行われているバーチャル展示室を体験。遠隔地の人にも学校の魅力を伝える手段として、仮想空間の可能性を実感しました。
最後はVRゴーグルを装着して、実際のアプリを使いながら本格的なVR体験。操作方法を学ぶだけでなく、聴覚の重要性や、「VR酔い」と「車酔い」の関係についても考察しました。
今回の研修を通じて、生徒たちはメタバースを「楽しい」だけでなく、ビジネスや社会課題の解決に活用できる可能性のある技術として捉えることができました。未来の社会を担う彼らが、こうした体験をきっかけに、より広い視野でテクノロジーと向き合ってくれることを期待しています。